Mr.サンデーの認知症ドキュメントを見て思ったこと

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今日はテレビに食い入るように見入ってしまいました。

とてもじゃないけど、人事ではありませんでした。

乳癌を告知された40代半ばのTVディレクターが、闘病中の日々の想いを綴った日記。乳癌は早期発見がすべてなので、みなさんこの日記を参考にして、検診に行ってね☆

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Mr.サンデーの認知症ドキュメントを見て思ったこと

認知症、老老介護、いろいろな問題がつまっています。

本当に人事ではありません。私も親の介護を経験した一人です。親の介護というと、私はこのディレクターの方が日誌にかいていらっしゃるように、自分の知っている親ではなくなってしまうことに逃げていたと思います。

私の話

私の父は脳の病気の後遺症から、認知症になりました。アルツハイマー型以外にも認知症を発症するルートはあるのだということを当時初めて知りました。

急に変わり果てた姿になった父を、当時の私は受け入れることができませんでした。

私の父は人格者でした。

当時、頭痛が収まらないとして病院にいくとき、父は私に心配をかけるからと、ただの頭痛、風邪かもしれないといって内緒にしていました。立派な人でした。入院することが決まり私に母から連絡が入りました。心配しなくていいからねと。そう父が言っていると。

病院に駆けつけたころには、後遺症で言語障害。父はリハビリ施設でごく簡単な単語の習熟練習をしていました。

父にとっては言葉が出てこないというのはショックな時だったと思います。定年後は個人としても仕事をしていましたし、もう仕事ができないとか、何を考えていたのかは推測にすぎませんが、仕事が生きがいだった父にとっては言葉は基本。失言とはショックなことだったに違いありません。

今でも後悔していることがあります。リハビリ施設で単語の習熟練習をしていた父に、「大丈夫、私がいるから」ともっと強く、何度も声をかけてあげられていればということです。10年以上前の話です。何か声はかけたように思いますが、ただ、見守ることしかできていなかった自分は無力でした。

リハビリから戻ると、父は私と母に仕事の手帳を取り出し、言葉には出せないけれど、(今月訪問することになっている仕事があるが、いけないのでキャンセルの連絡をしてほしい)と伝えてきました。うまく言葉を話すことができないので、身振り手振りです。

言語障害となり、自身もショックであるのに、まずは他人に迷惑をかけまいとし仕事のことを伝える父は、そのときは気丈にみえました。

その後、病院を後にして東京へ戻りました。ただまた運悪く、その直後に脳梗塞が発症します。

それからの父は、私の知っていた父とは違ってしまいました。私の知っている父ではなくなった、そう感じました。直面できないというのはまさにこのことでした。まだ20代で会社員をはじめて間もなくでしたから、精神的に成長できていなかったのかもしれません。

病院もいつまでも入院していることを許してはくれません。退院の日がきました。田舎では、自宅介護がほとんどです。ただ、自宅で介護できるような状態ではないことは明らかでした。

母の強さを感じたことがあります。

一つは、母は父が元の状態に戻るということを信じていたということです。

半身不随、視力を失い、言葉も失い、記憶もほとんどない、これまでの父の性格とは真逆の性格になってしまったのに、母は戻ると信じていたんです。これが夫婦の力なのか?夫婦とはこういうものなのかと当時は思いました。

二つ目は、母は一人暮らしをする私に帰ってきてほしいとは言わなかったことです。

母は弱い人で、常に父の半歩後ろを歩くような人でしたから、これからの人生、介護については不安だったと思います。ただ、当時入っていた病院の先生が母に対して、「娘さんをこの機会に呼び寄せることはやめたほうがいい。娘の人生が変わってしまう」と伝えたそうです。

ここから母の強さを感じました。いつもは弱い母なのに。

とうとう帰って来てほしいという弱音をきくことはありませんでした。

言わないんですけどね、私は親不孝すれすれですが、土日の会社が休みのときにあわせて実家に帰るという生活を続けていました。母は私の顔をみると力強いといってくれましたから、顔を見せるということが大切なように感じていたんですね。自分の使命であるようにも感じていました。

介護は本当に大変です。普通の介護ではなく、認知症は本当に。ここではかけないこともたくさんあります。

当時の私は葛藤の連続でした。

実家に帰ったほうがいいのか、自分の人生は東京でこのまま独立して生きていくべきなのか。結果は、母に甘えた形です。

今でもこれが正解だったのかはわかりません。

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