9月29日の夜、何をしていましたか?
私は「天空の城ラピュタ」を地上波で見ていました。
目次
天空の城ラピュタと私
天空の城ラピュタをはじめてみたのは小学生の頃。給食のときの構内放送でみていたんですよね。当時は放送されるがまま、ぼやっとみていた記憶がありますが、私に非日常性という「ファンタジー」を植え付けてくれた作品で、大人になった今みても面白い作品です。
幼少時代の体験は人生に影響する
子供の頃の体験は、大人になっても影響は大きいというのは本当。
よく海外旅行や留学は若い方がいいと言いますよね。若かりし頃の体験は大人になっても覚えていますし、その当時何も感じていなくても、その後の思考に影響が出ます。
ラピュタだけではありませんが、父の影響で70〜80年代の映画をよく自宅でみていたこともあり、バックトゥザフューチャー、スターウォーズなど、所謂SFものについては私に大きな影響をもたらしました。
それは・・・
冒険したい衝動
これです。実は・・・いい大人になった今でも憧れますね。
いや、失踪して海外逃亡するということではないんですよ。現実だとできる範囲でこんなところですよね。
そうじゃないんですよ。
非日常と言われているラピュタの世界が本当にあったら間違いなく、行ってみたいですし、非日常性に憧れるのです。非日常といっても海外旅行ではるか昔の遺跡に触れるというのではなく、宇宙だったり、異世界だったりという・・・全くの非現実世界にあこがれるんですよね。
あまり現実で語ると逃避だと言わちゃいそうですが^^;
今でもファンタジー作品がジャンルとしては一番好きです。
ラピュタのここが素晴らしい!
普通の日常生活を送るパズーの暮らしが一変
これぞSF!
シータとの突然の出会いから世界は一変します。海賊や軍隊との活劇、さらには空に浮かぶ、お父さんが求めた幻のお城まで・・・視聴者の期待を裏切らない展開です。
町の炭鉱で働く、両親のいない普通の少年が、一人の少女の登場によりまだ知らない・・・いや普通の大人さえも知らない世界を体験する・・・SFの醍醐味が詰まってます。
展開は早いのですが、視聴者を置き去りにしないのは、パズーやシータという少年少女の純粋さに感情移入できるからでしょう。また、シータの故郷の自然の豊かさや、天空の城での緑の豊かさ、小鳥のさえずりといった情景が観ているものをほっとさせ、休息をあたえてくれます。
ラピュタパン
これもほっとする場面ですよね。
軍隊や海賊に追われ、パズーとシータは一時地下へ。そこで目玉焼きをのせたラピュタパンを食べます。この場面、アニメだけど目玉焼きを頬張るシーンはとっても美味しそう!
実施にご自宅でやってみた方も多いのでは?
私も何度かやりました。焼いたパンに半焼程度の目玉焼きをのせて一緒に食べるんですよ。口のなかで目玉焼きがわれて、そのなかからとろーっとでてくる濃厚な黄身。もう悶絶ものです!ちなみに私は目玉焼きにコショウふって食べるのが好みです。
そうそう、いまだずっと疑問なのが、サランラップもないという時代背景設定なので、どうやってパズーのカバンにいれてもってきたのかは謎なんですよね・・・
ルシータ王女に従う目覚めたロボット
塔のなかで保管されている、死んでるとされたロボット。
それがルシータが過去を思い出し、ふと口にした言葉から復活します。これは身震いするシーンですよね。ロボットはシータをラピュタ人である、その王女であるとわかったのでしょう。助けにいこうと行動します。
一方シータはラピュタ人であることも自覚に乏しいため、ロボットが脅威に感じ震えます。
ロボットの攻撃により焼けた塔の上でロボットと少女が交流するシーンに惹きこまれます。
愉快な海賊:ドーラ一家
わたし、ドーラが好きなんですよね ( ゚∀゚)o彡°
ちょっとしか登場しませんが、ドーラの寝室に飾られている若い頃の写真、シータにそっくり!でびっくりしますが・・
最初は敵として登場するのですが、物語が進むにつれ、ただの海賊としては終わらず、人情に熱いといった人柄も少しづつでてきます。最終的にはパズーとシータをそっと見守る、親のような役割に。ラストでシータが敵に髪を切られながらも逃げることに成功しドーラに再会します。そこでドーラーにめいいっぱい抱きしめられるシーンは熱いものを感じました。
他にも途中の船内シーンで、シータに恋い焦がれる船員たちのエピソードがトッカータとフーガの曲調とともにコミカルに描かれています。思わず苦笑してしまう場面ですが、物語中盤の良い休息になっていますね。
終わりの呪文を唱える二人
ネタバレ含みますが、お父さんが追い求めたラピュタに、やっとたどり着いたパズーにとって、呪いの呪文を唱えるというのは、それがどういう結果になるのかわからなかったのかもしれませんが、とても勇気のいることだったと推測します。
シータと一緒に手を取り、呪いの呪文を唱えるシーンは鳥肌もの。
クールジャパンを応援
私は性別女性ですが、漫画やアニメは映画と同じように鑑賞できますし、拒否反応はありません。これも幼少期にSF文化に触れてきたことが影響しているものと思います。
日本独自の発展をとげた文化
海外だと映画でSF映画として大きな市民権を得られていますが、日本では映画の実写ほどのお金がないですから漫画やアニメがSFの代表作になります。
なぜ映画は認められて、漫画やアニメは同じSF作品なのに認められないのか?というのは疑問ですし、今のクールジャパンを発信する活動はとても有意義なものとして応援しています。
海外で認められている映画で勝負しても、もう同じ土俵で戦う自体、意味がありません。異なる文化を歩んでいる漫画やアニメでこそ、意味があると思うんですよね。
最後ですが、これめっちゃほしいです・・・ジブリプランターだそうな。