家計簿が思い通りにならない理由に、特別費の存在があります。
家計簿の締めは月単位が普通ですよね?そのため、収支管理が月単位なのに、年単位の支払いがからむとおかしくなるのは必然です。
年に何回か、特に月単位の出費ではなく、かつ出費額も決まっているものについては可能な限り別枠で管理したほうが貯蓄しやすいのです。
家計簿はなぜ思い通りにならない?
毎月同じ金額の収入、支出ならば、予測通りに家計簿をつけることができます。しかし、そんなに生活は毎月同じではありませんよね・・・。
月の予算枠を決めるとき、月毎に予算を見直す人ってどれぐらいいるのでしょう?
すくなくとも私はしていません。
まず面倒・・・とはさておき、今年の貯蓄額を決めるとき、そもそも年単位で考えますよね。その目標をきめるとき、1か月後にいくら貯めるという短期間の目標立てを考える人は少ないと思います。
1年の目標額のベースとして、1ヶ月にどれぐらい貯められるのか?と収入と支出の関係性を考えることはありますが、たいてい1ヶ月の出費はこのぐらいと決めたらそこまで。目標時点で月単位の細かな出費予定まで向こう12ヶ月分考えている人は稀少かと思います。
ここで特別な支出を考えてみます。
毎月これぐらいの出費で大丈夫とおもって家計簿をつけていると、予定どおりにならない理由の多くは、月単位で必ずお金が出て行く項目ではない支出項目であることがわかります。
これが特別費です。
だって、毎月の費用じゃないので予算管理上ない項目なんですから、うまくいかないのは当然です。
特別費として管理するもの
それでは、比較的高額で、毎月の出費ではないものって何があるのでしょうか?
- 税金
- 保険(年単位での支払いの場合)
- 旅行
これらが、月々の家計簿の収支管理を邪魔しているものです。人によってはもっとあるかも?
邪魔なら別枠管理してしまいましょう!
たとえば税金の場合
税金の場合は、年単位の支払いや四半期に一度などの場合もあります。この場合、一年の合算額を12ヶ月で割って、1ヶ月分を別口座に積み立てておくのがオススメです。
つまり、毎月の費用として「使った」ものとして考えておくということです。
そうすることでいざ出費の場面でも総資産からいきなりガクっと引かれることはありませんから貯蓄モチベーションの維持に役立ちます。
支払い料金が予想できれば、月単位で積み立てが可能です。保険年単位支払いでも支払額÷12カ月で、1カ月あたりの料金はわかります。
特別費は別口座で管理しよう
給与口座や通常の支出用の口座に、将来的になくなるお金を管理していては、使ってしまうかもしれませんし、何より支出用であるとする認識力が弱くなります。
そのため、別口座にすることがおすすめです。
どうせ支出することが決まっているのであれば、総資産のカウントにいれずに別口座管理としておくことです。
積立には自動入金サービスがオススメ
そして別口座にしたら、毎月の支払い額としてその口座にお金を積立ます。この時に便利なのが、自動入金サービスです。
以前の記事で自動入金サービスのことを書いています。
自動入金サービスとは、他行に預けている銀行預金を、決められた日に決められた額だけ、自動で振り替えてくれるというサービスのことです。
自動入金サービスでは、自分で他行に振込することなく、勝手に引き落としてくれますから便利です。しかも手数料無料です。
現在自動入金サービスを実施している銀行は以下です。
- ソニー銀行
- ジャパンネットバンク銀行
- 住信SBIネット銀行
- イオン銀行
- じぶん銀行
まとめ
この春から簡単な家計簿をつけていますが、税金などの年払いは別口座で管理するようにしています。
月の資産報告のとき、その積み立てている金額はたさないようにしていますから、将来必ず出費するものについては資産評価をしていません。そうすることで、資産の目減りがないので、モチベーションを維持できています。
家計簿もマイナスのときもありますが、大きく予測と差がでないのは、この高額となる特別費を別管理できているからだと思います。